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大林組
道
ユーラシア・ドライブウェイ構想

はじめにロマンがあった。
広大なユーラシア大陸を横切り、東と西の両端を、1本の道によって結んでみようという構想である。
大陸の東端には、対馬・朝鮮の2海峡を挟んで、日本列島がある。この2つの海峡は、ウルム氷期の最盛期(約2万年前)までは、海水面の上下運動により、陸続きとなり、また海峡となったりしていた。
旧人と呼ばれる人類は、その陸続きの道を渡り日本へとたどり着き、ナウマン象は内陸湖となった日本海周辺に住みついたといわれる。彼らが歩いてきた道は、いま海の底にある。
一方、ユーラシア大陸の西端には、ドーバー海峡を境としたイギリスがある。
かの地に青銅文化と巨石文明を残した新石器時代のイベリア人は、フランスの地から陸続きの道をたどり、イギリスへ渡ったといわれる。
彼らイベリア人の道も、いまは海の底である。
こうした「道」の誕生と消滅の歴史を背景に、われわれは、太古以来ユーラシアの大陸文化と深く結びついてきた東西2つの小島の首都−東京とロンドンを、現代の道ドライブウェイによってつないでみようと考えた。
海を渡り、大陸に1本のルートを求める、ユーラシア・ドライブウェイ構想である。

目次

ユーラシア・ドライブウェイのルートをめぐって

海の道を結ぶ

代表的な世界の長大トンネル

作業を終えて

 
 
 
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